文明退化

勉学に励むのはやめろ

昨年度とかについて

大学に入ってから1年が経った。一人暮らしを始めとして様々な環境の変化があり、それに伴っていろいろなことを感じた。

 

 

東京の街について

 

東急田園都市線沿いに下宿しているのだが、住環境としてはだいぶよいと感じる。渋谷まで電車で1本。欠点があるとすれば、大学に通うのに少し時間がかかること、あと、そこまで賑わいがないこと。

 

定期券内に二子玉川駅があるため、好んで度々出かけている。街の雰囲気に余裕があり、空も広々としていて居心地がよい。玉川高島屋二子玉川ライズなどの施設があるが、どこもモール内が恐ろしくきれい。よく知られている通り、いろいろ値段が高く、これだけが困る。こんな街に住めるようになりたい。

 

同じく定期券内にあり、乗り換え駅でもある渋谷。世間のイメージよろしく、若者の街、文化の街、そういった雰囲気で雑然としている(これでも昔に比べるときれいになったほうらしい)。有名な渋谷109などを始め、様々な商業施設があり、時間つぶしにはもってこい…ではあるのだが、なんとなく街の雰囲気が好きではないのと、人が多くて空間があまりに狭いという点で、あまり出かけていく気にはなれない。きっと駒場の浮ついた空気の源でもあるのだろう。

 

定期券外ではよく出かけていく街の筆頭なのが丸の内。東京に住みたかったのはこの街に来るためだと言っても過言ではない。この街の好きなところはいくらでもあるのだが、その全てを言葉にすることはできないだろうから、野暮なことを書くのは控えておく。本郷に進学するのを楽しみにしている理由の一つに、この街に行きやすくなるから、というのがある。あと、若干関係ないけれど、丸ノ内線の雰囲気もだいぶ好き。

 

通勤ラッシュはえらく大変な感じである。なるべく時間帯をずらしたい。

 

大学生活について

 

怠惰など、様々な理由があって、サークルには入らなかった。入らなかったが1年を楽しく過ごすことができたし、入ったとて続かなかったような気もするので、特に後悔していない。あと、入ることを検討していたサークルは、だいたいどこもコロナであまり活動できなかったみたいである。

 

同じく、バイトもできなかった。こちらはそろそろ始めたい(いや、始めたくはないのだけど…)。2年の春学期こそは。こそは。

 

オープンキャンパスで本郷に行ったときに、本郷の建物に感動した経験があったため、勝手に駒場にも期待してしまっていたのだが、駒場の建物は全体的に微妙で、結構がっかりした。特に歴史を感じさせるでもなく、スタイリッシュなわけでもなく。数学科や教養学部に進学したがる学生が少ないのも納得がいく。

 

大学に入学する前は、学問に励む仲間よりむしろ、ふつうの感覚を持った人が多くいることを期待していたのだが、実際に入ってみると、それでもなおがっかりするくらいには皆ふつうで、結構びっくりした。勉学の同志を探しに入学してきた人はもっとがっかりしたのだろうか。

 

必修が物理系の科目ばっかりで、有機化学などが全然ないことにがっかりした。また、生物系の内容は、自分で積極的に勉強しなければ、前期課程ではほぼ身につかないと思う。とはいうものの、自分一人だと絶対にやらないような科目にも多く触れられたし、教養のカリキュラムには十分満足している。

 

3連続でがっかりしたことについて書いてしまった。よかったことを書くと、大学名に恥じないくらいには勉強する環境が整っているということ。特に最近記憶に残っているのは、主題科目で柏の研究所に行ったこと。とても実りがあったし、キャリアを考えるという点でもよい経験になったと思う。

 

春学期は週13コマ、秋学期は週16コマだったのだが、秋学期は忙しさがやばかった。私生活を維持できるラインではあるものの、だいぶ精神に負担がかかった(進振りのせいでもあるだろう)。逆に、13コマは少し暇だったが、生活環境の変化や二外などを考えると適切だったと思う。14~15コマくらいがちょうどよいのかもしれない。

 

そのほか

 

生活リズムが狂いまくっている。高校までと違って、生活を正す方向の強制力はほぼ働かないため。

 

うどんのだしが濃いのでびっくりした。知ってはいた、どころか食べたこともあったのに…

 

 

まあまあ、だいたい満足の1年だったと思う。